

1965年、ベルリン国立歌劇場管弦楽団の首席奏者らにより結成。ドイツの音楽風土を正統派として忠実に、しかもテクニックに走らずわかりやすくあたたかく伝える名カルテットとして高く評価されており、特に67年~78年に制作されたベートーヴェンの弦楽四重奏曲全集はその名声を不動のものとしました。現在のメンバーはベルリン国立歌劇場管弦楽団コンサートマスターのヴォルフ・ディーター・バッツドルフをリーダーに、若手の優秀な奏者が3名集い、創設以来守ってきた堅牢な演奏スタイルと人間味あふれる音色に、よりフレッシュな魅力も加わりました。
また、東京公演に限り人気ピアニスト・仲道郁代さんとの共演が実現し、
ますます期待が高まります。

ベルリン弦楽四重奏団は、優れた録音の多いことでもよく知られています。彼らの録音が愛好されるのは、昨今、テクニック至上主義とでもいえそうな、ともすると無機質な印象を与えるカルテット演奏が多いなかで、温もりと安らぎといった言葉がぴったりする演奏を持ち味としていることが見逃せません。あくまでドイツ正統派の解釈にもとづき、素朴に音楽をつむぎだしていく…。そこにはドイツ音楽とはかくあるべし、という40年にわたる活動から得た確信がみなぎり、何の衒いもない演奏は、聴く者の胸にストレートに飛び込んでくることでしょう。今回も得意のレパートリーでドイツ音楽の神髄を聴かせてくれるに違いありません。
■ プログラム
シューベルト 弦楽四重奏曲第12番「断章」
ベートーヴェン 弦楽四重奏曲第8番「ラズモフスキー第2番」
シューマン ピアノ五重奏曲 ピアノ:仲道 郁代
※曲目、出演者はやむを得ない事情で変更になる場合がございます。